森本かずよしの活動と政策をお伝えするオフィシャルサイトです。 2008年8月
アフガニスタンの将来を真剣に考えていた伊藤さん。
先日のペシャワール会の会場で購入した「丸腰のボランティア〜すべて現場から学んだ」中村哲編/ペシャワール会日本人ワーカー著(石風社)という報告書の中で伊藤さんは次のように報告されています。
「・・・実際現場で仕事をしていて感じるのですが、地元住民の、用水路に対する期待が非常に大きいことを感じます。・・・小さい子まで水が来るのを待っているんだなと思います。現在このような環境で自分が仕事をできるのも皆様のご厚意のおかげです。・・・」P367
伊藤さんのお父様が「和也は伊藤家の誇りです。」と哀しみを抑えながらおっしゃっていました。
私もこのような活動を地道にされている大勢の日本人がいるということに対して、日本人として誇りに思うと共に、どうすればこのような活動が安全に円滑に継続できるのか、国内にいる我々ももっと真剣に考えていかねばならないと感じました。
今回の事件は、活動に感謝している地元住民とは全く関係の無い組織が行った暴挙らしいのですが、その影響は少なくありません。
アフガニスタンは今世界の麻薬の90%以上を生産していると言われています。
テロとの戦いに後ろ向きになってはいけませんが、現在の各国の施策が本当に有効になっているのかどうか、検証しなければなりません。
政府・与党が「一番安全で一番安上がりな国際貢献がインド洋上での無償給油だ」という発言を聞くたびに、「本当は関心もないし国際貢献なんてやりたくないんだけど、アメリカとのお付き合いもあるし、国際貢献はやらないと批判されるから仕方なくやっている。だから一番安全で一番安上がりな方法がベストなんだよ。」と聞こえてしまいます。
もちろん、現実的にはそういう側面も十分考えなければいけませんが、長い目で見ても、日本なりの国際貢献をしっかりと行う局面に来ていると思います。
それは、テロ撲滅や経済復興という目標に対して実効性があり、本当に現地や国際社会に感謝されるものでなければなりません。
その萌芽がすでに存在していることを念頭に置きつつ、この臨時国会では議論されていくべきです。
本日ペシャワール会豊橋主催の中村哲先生講演会に参加してきました。
中村哲先生は医師としてアフガニスタンで長い間現地での医療活動をされてきた方です。
ご存知の方も多いことでしょう。
2000年以降は現地での食糧確保のための灌漑工事に注力されています。
昨年のテロ特措法延長問題の際に、民主党の小沢代表が現地の状況などをヒアリングするとともに、中村先生の意見を参考にしました。
テロとの戦いとの名目で戦争を拡大再生産している現状に警鐘を鳴らすと共に、日本人が本当に行うべき国際支援は現地での生活を再興可能にすることではないかとの指摘は、この臨時国会で再度課題となるであろうテロ特措法延長問題に対して、大変示唆に富むものでした。
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